光と想いの共振

プロジェクトの再開 5

これまでのプロジェクトメンバーの立場から

Feel Lab のスタッフへと転身したしまうらくん。

長らくプロジェクトから遠ざかっていました。

 

スタッフであろうと、ここでのものづくりは全て

自己責任とさせてもらっています。

 

中途半端で終わらせるのも、完結させるのも

個々の意思で判断してもらっています。

 

”独創的なものをつくる”という楽しさと

一旦始めたプロジェクトを完結させる難しさの両面を、

今しまうらくんは痛感していることでしょう。

 

頑張れ!そして、心ゆくまで楽しんでほしい!! by管理人

 

 

 

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相当な時間が空いてしまいました。改めてここに投稿するのも恥ずかしいのですが…再開します。

 

2年前の、展示会が終わった後、自分が照明とどう付き合いたいのか、人生をどう歩みたいのかというところにぶつかり、照明やものづくりとの距離が疎遠になっていました。

照明が好きだと思っている、その気持ちはどこまで本気なのか。自分「探し」にとらわれていた20代。自分の外に求め、中に求め、逡巡していました。

 

そうした中で私生活ではたくさんの変化があり、

3年半暮らした滋賀から長野へ越し、長野で仕事を辞め、人生をともにしたい人と一緒になり、工房に入りました。

 

そこに至ったのも、たくさんの人の優しさをもらって、考える時間と余白をつくってもらったこと。そして結局照明灯りをつくりたいという気持ちに戻ってきたこと。

 

「あぁ、もし時間も経験も抜きにしたら、そういうものをつくりたいんだろうな」

 

という自分に気づいたからでした。忘れられてませんでした。

 

 

 

そこから、仕事を変えること、結婚すること、次々と人生が動いていきました。

 

 

 

長い回り道をしてるんだと思います。

素直な自分が中々出せず、

不器用にスローペース。

 

でも、必要なことだったと思っています。

 

 

その時間があったから、地が固まった。踏ん張れる土台に出逢えたと思います。

 

 

 

 

そして、この制作を再開しようと思えたのは、ばーちゃんや家族の存在です。

 

 

ばーちゃんもかーさんも、よく写真がほしいと言います。

 

死んだじーちゃんの写真、今の僕ら夫婦の写真、いついつの時の写真…

 

写真をみて、気持ちが立ち戻ることもあればこれからの元気をもらうこともある。

小さい頃の、とーさんとの夜のスライド上映会も記憶に蘇りました。

真っ暗の中で、襖に移される自分たちの写真は、それはそれはあたたかく、楽しく、特別な夜でした。

 

 

 

 

そんな身近な家族に役立つものを作れる機運が、今この製品にもある。

 

 

 

少しでも、元気になったり明るくなったり、励まされたりしてほしいなって、じんわり、でも強く思いました。

 

 

 

だから、ちゃんと作り切ろう。

 

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