檜皮(ひわだ) + 灯り (山口県ひわだや様) 12
古くから神社の屋根葺き材として
用いられてきた檜皮(ひわだ)。
樹齢60年以上のひのきの木の皮を熟練の技で
薄くスライスし、竹釘で1枚ずつ職人が屋根に打ち付けて
いく日本の伝統技術です。
ひわだやさんが手がけた瑠璃光寺。
関東ではあまり目にすることはありませんが
京都から以西では文化財を中心に使われています。
先日、清水寺が30年振りにひわだを葺き替えると
ニュースになっていたので、ご存知の方も多いかも
知れませんね。
今回ご一緒させていただいている山口県のひわだやさんは
天保から続く歴史ある会社。伝統技術とひわだ材の品質を
たくさんの方々に知ってほしいとの願いから、ひわだ材を使った
灯り作りに着手されました。
私はデザインから製造までの範囲をサポートさせて頂いて
います。
最初に製作したプロト。
半年ほどの検討を経まして、2016年末には
東京ビッグサイトにて2次プロトのお披露目をしました。
ひわだやさんのブースは常にたくさんのお客様で
賑わっており、内外装の新素材としてひわだの
注目度の高さが伺えました。
↓ 数寄屋門を山口からトレーラーで陸送されてくる
力の入れよう、凄いです!
数寄屋門の前にひわだの灯り(スタンド)。
スクエアタイプも展示。たくさんの反響をいただきました。
今年に入り、気鋭の建築家にショールーム&
オープンハウスで使っていただきました。
ご好評いただき今後も採用いただけるとの吉報も。
書斎の一角に。北欧テイストにも合います。
モデルルームのエントランスに。
シェルフにも良さそうです。
アイアンのスタンドタイプ。
と、リリース前からあちこち奔走しておりますが
製品化はこれからが正念場です。
シーンを選ばす使えるスタンド型が広く人気のようなので
現在、スタンド材質の最終決定、デザインのリトライを図って
います。
モニターのご要望をいただいているお客様の製品を
そろそろ作りたいと思います。
完成をどうぞお楽しみに!
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2017.2.7 ひわだやさんが山口県代表として
ひわだの灯りを発表されました。
ひわだやさん-メディアも多数。