”穂のあかり”

Architecture

街並み情緒を生みだすプロジェクト

井野瓦(三州瓦) × Feel Lab   2016.10〜

江戸時代の軒先には、たくさんの提灯が連なって街道を染め

街並み情緒を生みだしていたと聞きます。

 

そこにはたくさんの人が集い、そしてつながり、笑顔が生まれ、

文化が醸成していきました。

あたたかな灯りには、人を惹きつける効果があるのかも知れません。

 

では現代の灯りはどうでしょう。

 

蛍光灯やLEDなど光の進化に伴い、街灯りが年々寒々しくなって

いくと感じるこの頃。

外国人から見る日本の照明は「白い」「明るすぎ」という意見が圧倒的で

世界的に見ても、日本の灯りにはあたたかみが足りないということが

言えるでしょう。

 

そこで私たちはシンプルに考えました。

 

街をあたたかな灯りに。

情緒を感じる明るさに。

 

ギラギラではなく、仄かに。

 

 

2015年1月、三州瓦の雄、井野瓦工業さんとタッグを組み

古き良き時代の街並みを作るプロジェクトを開始しました。

 

試行錯誤と数々のトライアルを重ね、ようやく完成したのが

「穂のあかり」です。

黄色く輝く稲穂のごとく、軒先にほっこりあたたかな灯りを

ともしたい。そんな思いを込めて関係者一同で付けた名前です。

 

 この灯りが街並みを変える!

 

 

◆◆◆◆◆

 

岡山県 勝山地区(町並み保存地域)

 

江戸の宿場町として栄えた勝山には

当時の情緒がそのままに残っています。

とても静かな街並みです。

 

今回、こちらの地域のご協力を得ることができ、

夕景づくりにチャレンジさせて頂きました。

  

 昼間の街並み。

 

 

  原風景がそのままに。

 

こちらの蔵造りの軒先に灯りを設置。

 

 

夕方になると照明が自動点灯するようになっています。

昼間とはひと味ちがう景観。

 

だんだんと暗くなり・・・

 

 

 歩道がいろづく程度に灯ります。あたたかな風合い。

床面で2~5ルクス程度と街灯レベルの灯りを確保。

 

part2 

 

こちらの軒先にも。

 

夜景。

 

 

 

 

この街道に設置されている街灯は、一般的な電柱に設置される白々とした

灯りでした。この街には白い灯りは不似合のような気がします。

 

やっぱり仄かであたたかな灯りが似合う。

そしていい灯りには自然と人が集まる!

 

灯りは小さくして点在させると 「灯りが街並みの一部になる」ということを

この地で強く感じました。

 

ほんの2Wしかない灯りが、古き良き街並みの復活に寄与するのでは

ないか。

 

私たちはこれから、日本各地の街並みを歩き、

あたたかな景観づくりに貢献していこうと決めました。

 

時間が掛かっても、やり続ける覚悟です。

 

 

◆◆◆現在、井野瓦工業様と共に各地でトライアルを行っています◆◆◆

◆◆◆結果は随時HPで公開していきます◆◆◆